「犬にトマトをあげても大丈夫?」と疑問に思う飼い主さんは多いと思います。結論からいうと、完熟したトマトは少量なら犬にとって安全で、健康に良い効果も期待できます。この記事では、犬がトマトを食べると良い理由、与え方、注意点について詳しく解説します。
犬がトマトを食べると良い理由
- 抗酸化作用が期待できる
トマトにはリコピンが豊富に含まれており、強力な抗酸化作用があります。細胞の老化防止や、がん・心臓病のリスクを減らす働きが期待できます。 - ビタミン・ミネラルが豊富
ビタミンA、ビタミンC、カリウムが豊富で、免疫力アップや皮膚・被毛の健康維持、筋肉や神経の働きのサポートに役立ちます。 - 低カロリー・低脂肪
トマトはカロリー・脂肪が非常に少なく、ダイエット中の犬にも向いています。おやつの代わりとしても活用できます。 - 水分補給に役立つ
トマトの約90%以上は水分なので、暑い季節の水分補給や熱中症対策として少量与えるのは効果的です。

犬へのトマトの与え方
- 完熟した赤いトマトのみを使う(青い部分・葉・茎には中毒成分ソラニンが含まれるためNG)
- 生のまま細かく刻むか、すりつぶして与える
- 加熱して与えるのもOK(トマトソースなど市販品は塩分・調味料が多いのでNG)
- 1回に与える量は小型犬なら一口サイズ程度、中型・大型犬でも数切れ程度が目安
注意点
- 未熟なトマトや葉・茎は絶対に与えない(ソラニン・トマチン中毒の危険)
- アレルギーやお腹を壊す場合があるため、初めて与えるときは少量から様子を見る
- 毎日大量に与えるのはNG。あくまでドッグフードの補助やおやつ程度にとどめる
まとめ
トマトは犬にとって健康的な食材の一つですが、与える際は量や状態に注意が必要です。完熟した赤い実の部分を、少量・無理なく与えることで、抗酸化作用やビタミン補給などのメリットを受けられます。気になる場合や心配なときは、獣医師に相談するのが安心です。
※この記事は参考情報です。最終的な判断は獣医師の指導を受けてください。