
最近、愛犬が夜中に家の中をウロウロ歩き回ることが増えていませんか?
特に高齢犬に見られるこのような徘徊行動は、飼い主にとって心配なものです。
本記事では、犬の徘徊の原因と対策をわかりやすく解説します。
犬の徘徊とは?どんな行動?
徘徊とは、犬が特に理由もなく家の中を行ったり来たりしたり、同じ場所をぐるぐると回ったりする行動を指します。
壁や家具にぶつかったり、迷ったような表情をしていることもあり、「いつもと違う」と感じたら早めの対応が重要です。
犬の徘徊の主な原因
- 加齢による視覚・聴覚の衰え:見えにくい、聞こえにくいことで不安になり動き回る。
- 犬の認知症(認知機能不全症候群):昼夜逆転、方向感覚の喪失などの症状が見られる。
- 不安やストレス:環境の変化や孤独感などが原因で落ち着かなくなる。
- 排泄・空腹・喉の渇き:基本的な欲求が満たされていない場合にも徘徊する。
犬の徘徊行動への対策
1. 安心できる生活環境を整える
愛犬が安心して過ごせるように、静かで落ち着いたスペースを作りましょう。
照明をやや明るくすることで、視覚の低下を補い、夜間の不安を和らげることができます。
おすすめはペット用サークルなどでエリアを確保することです。
ペット用サークルについては以下の記事で紹介しています。↓
足腰に負担が行かないようにマットレスも必須アイテムです。
2. 昼夜のリズムを整える
日中はなるべく活動的に過ごさせることで、夜にしっかり眠れるようになります。
無理のない範囲で軽い散歩や声かけなどを意識するとよいでしょう。
3. 決まったルーティンを保つ
食事・散歩・就寝の時間を一定に保つことで、犬の不安感を軽減できます。
毎日の流れを一定にすることで「安心できる毎日」が形成されていきます。
4. 必要に応じて動物病院へ相談
徘徊行動が頻繁に続く場合や、夜鳴き・トイレの失敗など他の症状も見られる場合は、認知症の可能性も含めて獣医師に相談することをおすすめします。
飼い主が無理しないことも大切
徘徊する愛犬に付き合って睡眠不足になる飼い主さんも少なくありません。
必要以上に気を張らず、できる範囲で環境を整えて、見守っていくことが長続きのコツです。
まとめ|徘徊は「不安のサイン」かもしれません
犬の徘徊は「老化」や「不安」からくる自然な行動でもあります。
愛犬が安心して過ごせるように、生活環境・リズム・飼い主の接し方を見直してあげましょう。
焦らず、ゆっくりと、一緒に過ごす時間を大切にしていくことが何よりの対策です。